マクロスF サヨナラノツバサ ネタバレ感想

別アニメの映画感想ですが、もしお好きな方がいらしたら。
ネタバレ全開、基本シェリル好きです。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　えーと、TV版見ていたのでいろいろ覚悟して行ったのですが、まず思ったのは、なんでTV版でこれが出来なかったの、監督！　でした。（笑）
　アルトはきちんと主人公で凛々しく美しく、シェリルはものすごく漢前で、ランカはすごく可愛かった。三人が三人とも、相手を思って感情を交わしていて、それでも恋のライバルではあってっていうのが、見ててとても気持ちよかったです。バッドエンドという人もいるようですが（私の後ろの席の男の子たちはそう言ってた）、シェリル復活の奇跡がエンドロールで示唆（歌に合わせて唇が動く）されているのだし、あのラストのランカの台詞があるのだから、私は素直にハッピーエンドだと思っています。アルトが帰還し、シェリルが目覚め、歌姫が二人とも歌い続ける未来があると。しかし、最後に帰還したアルトの後ろ姿、いえ、足だけでも描いてくれればな〜。
　
　えっと、まずは歌。
　まずOPのシェリルのライブは、相変わらず凄い。男装シェリルのあまりの男前さに惚れました。蔦に捕らわれた花嫁の足に口付けるとことか！　エロ過ぎ！　眼鏡ナースもえろくて素敵。この曲も戦闘シーンとの相乗効果が凄いです。
　ランカライブはものすごく可愛かった！　シェリルのR指定されそうなライブと対極的で、メルヒェンでした。女の子の好きなもの全部詰め込んだよ！　って感じで。監獄ライブも、一生懸命で可愛かった！　でも、ランカの歌は可愛すぎて戦闘シーンに合わないと思いました。恋はドッグファイトと放課後オーバーフロウは、正直戦闘シーンとのかい離が酷かった。彼女は平和なシーンで可愛らしい歌（マヤン島での慰安旅行のアイモみたいな）を歌ってる方が、彼女らしい気がします。
　で、そんな凄いライブシーン目白押しなのに、最終的には「私は死んでも、歌は死なない！」と瓦礫の中で雄々しく立ち、アカペラでノーザンクロス歌うシェリルのシーンに全て持って行かれましたよ。最後のメドレーより、凄いと思いました。歌は力だと、本気で鳥肌。May'n、凄い。彼女がシェリルで、本当に良かった。
　
　あと、監獄でも壁に詩を書き続けるシェリルのひたむきさに落涙。グレイスが最後までシェリルの味方で愛されてて、落涙。子供シェリルの可愛さにくらくら。スーツ萌えなのでギャラクシー衣装のアルトに萌え。ミハエル（死ななかった！）に向かって「哀しい時に哀しんで、何が悪い！」と言い切るアルトの格好良さにくらくら。で、ラストのアルトの告白に涙ボタボタです。「愛」しか聞こえなかったけど、唇の動きでちゃんと「愛してる」って言ってるのが分かって、シェリルの血を吐くような叫びで、もうどうして良いか分からなくなってしまうくらいでした。
　
　細かいところでは、ジェフリー艦長のビッグウェンズデーに爆笑（大川さんだし）、イサム（声だけ）登場に狂喜、オズマ格好良くなってた！、監獄ライブのバサラミシェルとミレーヌクラン似合いすぎ、そしてゴスロリアルト（蛍＠もやしもんにしか見えなかった）のインパクトが！（思わず吹いた）
　それと、これは妄想かもしれませんが、冒頭のシェリルライブのウェディングシーンの花婿。バン！　と扉を開けた瞬間のシルエットがアルトに見えたんですが、気のせいでしょうか？　男装シェリルだと、髪束ねている位置がもっと下（項の辺り）の筈なんですよね……。
　後なんだろう、詰め込みすぎで思い出せなので、思い出したらまた書きます。
　
　不満点があるとすれば、シェリルの新曲が一曲しかなかった事でしょうか。もっと彼女の歌を聴きたかったです。
　
　しかし、最初から最後までアルトとシェリルの物語で、ちょっとランカが可哀想になるくらいでした。賛否両論のようですが、私はこの映画好きです。もう一度見たいかなと思いつつ、次はきっと「ツーリスト」→「攻殻機動隊３D」のコンボになると思いますが。