2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

XXX Survivor

「ですから、あれほど現場はハボック少尉たちに任せて、本部を動かないでくださいと申し上げたではありませんか!」 「あの惨状を放置出来るわけがないだろう!」 「言い訳は結構です。それより本隊に連絡を取りませんと。指揮官まで行方不明だなんて、まっ…

手を繋いで

「リザ、珈琲豆が切れてしまったようなんだが、、、」 休日の午後、そう言いながら寝室のドアを開けたロイは、クローゼットを整理をしているリザの手元に目を留めた。 ベッドに座った彼女の青いスカートの膝の上には、可愛らしい白のサンダルが載っている。 …

盤上のピアス

「ホークアイ」 名前を呼ばれると同時に、滑らかな冷たい指がリザの耳朶に触れた。 おそろしく肉感的な唇が眼前に迫り、あっと思う間もなく器用な指はゾクリとするような感触を残してリザのピアスを奪い去り、反対の耳にも同じように手が伸ばされた。 「こん…