ミロス感想

 映画感想、無頓着にネタバレしてます。
 まぁ、牛先生の原作一筋の私の感想なので、辛めだと思います。話半分でよろしくお願いします。
 
 
 
 
 



 




 


 原作ともアニメとも完全に別物と割り切って見に行ったので、楽しかったです。中だるみもなく、テンポよく、ストーリーは明快。
 とりあえず絵がものすごく動くんで、戦闘シーンに息をのみました。冒頭の汽車での戦闘シーンからスピード感あって見応えありました。ラストのエドvs兄の対決シーン、動きや構図がガイナックスっぽかった気がします。(グレンラガンっぽい)あと、アルがジュリア抱えてコナン走り(未来少年の方ね)してるのが、好き。

 物語は、基本的にジュリアという女の子が主人公のお話に、オブザーバーとしてエドとアルが参加したイメージ。主人公の成長物語になる王道として見事にジュリアは兄との戦いを通して成長しているけれど、エドは変わってないし、何かを得たわけでもないですしね。
 錬金術というファクターを置き変えれば、他の漫画でも成立するシナリオでしょう。折角の映画なんだから、真保氏(脚本)もう少しきちんと鋼に踏み込んで「兄弟」の話を書いて欲しかったです。ウィンリィ出すために「ウィンリィ(民間人)を現場に連れていくロイアイ(軍人さん)」という矛盾が生じるのも、もにょもにょ。
 それと、作中設定の原作との解離について、とりあえず「賢者の石は万能の石ではない」、「真理の扉とは何か」、「錬金術は魔法ではない」、最低この三点は押さえておいて欲しかったです。(てか、アニメスタッフ監修しないの?) いろいろツッコミいれながら、見てました。ジュリアvs兄戦、どこのハリー○ッター! とか。まつげ十倍盛りになるキンブリー想像してしまったりとか。山のようにツッコメるので、笑いに昇華する方向でぬるく見ると良いと思います。
 あと余談ですが、人死にが大変多く、グロい殺され方する人もいるので、ダメな人はご注意。顔の皮剥ぐとか、どこのフェイスオフ。

 まぁ、そんなわけですから、オブザーバーのオブザーバーであるロイアイの出番は推して知るべし。大佐、せめて指ぱっちんの一つくらいあれば嬉しかったのになー。大佐の戦闘シーンゼロは私的にちょっとダメージでした。一瞬で、ほんと五秒でもいいんだけど。
 夜汽車のリザさんの横顔が綺麗だったのと、背中を守るシーンがあったのは嬉しかったです! 
 そして、映画版でもブレダの声は素敵でした。良い声過ぎる、一瞬だったけど。

 と、まぁ、映画の感想はこのくらいで。

 さて、11.5巻。牛先生の漫画は、いつものゲーム予告マンガみたいな感じでしたが、久しぶりに牛先生の描かれる新しいロイアイが見られて、すごく幸福でした。やせ我慢大佐と厳しいツッコミいれつつ補佐中尉。好きすぎる。
 カバー下も相変わらず、素敵ネタでにやにや。
 これだけで、満足です。

 舞台挨拶ですが、私、恥ずかしながら釘宮さんのあまりの可愛さに、きゅんきゅんしてました。(笑)萌えって、こういう事言うんだと体感した感じです。しゃべり方も、声も、何もかも本当にかわいい! アルを演じるにあたって心がけていることが「素直」ってのが、良いなと思います。
 パクさんはサービス精神の塊みたいな人でした。如何にお客を楽しませるか、を最優先に考えてくださってる。プロだなと。
 三木さん、個人的にあの髪型は衝撃でした。
 真綾ちゃん、トライガンのヒロインもそうだったけど、勝ち気な戦う女似合うな〜。釘宮さんとのガールズトークが気になるところ。
 えー、そんな感じです。