後書きに変えて

 これで、頂きました九つのリクエストすべて終了です。ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。
 自分には思い付かないテーマ、敢えて避けてきたテーマ(笑)など、この2ヶ月、書いている私も楽しませていただきました。
 普段、SS以外は何も書かないBlogですが、偶には9話分の後書きに変えて何かしら書いてみようと思います。お暇がありましたなら、お付き合い下さい。
 
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 「この長い長い下り坂を」
 ロイアイ自転車二人乗りの絵が浮かんで、ついゆずの夏色を聞いてしまったのが運のツキ。テーマ曲を付けてしまったからには、後のお話にも付けないといけない気になり、後々苦労しました。(苦笑)
 裏設定ですが、『また熱中して食事も摂っておられないんでしょう。全く、父といい貴方といい、錬金術師とは手のかかる人ばかりですね』という科白が20のお題の「この身朽ちるまで」と、リンクしています。
 
Ruby
 ドレスアップ→豪華なアクセサリー→ルビーとサファイア、という連想で出来たお話。うちの増田は錬金術師らしい事をしないので、こういう如何にも錬金術!という錬成は新鮮で良いなぁと思います。
 リザさんのドレスが、如何に背中の見えないデザインにするかに少々苦労しました。だってイブニングって、普通露出が多いですからねぇ。
 
angel voice
 初パラレル。リザさんの名前を最初は里沙にしていたのですが、梨紗に変更。ちょっと拘りました。
 エドウィンリィの名前の日本語化は、散々考えましたが諦めました、無理。(笑)イモリを飼っている生物教師というのは、私の恩師がモデル。裏設定では、ロイが運んだ水槽には“くま”と“うし”と“かえる”と言う名の亀が住んでいるのですが、出す余裕がありませんでした。残念。
 
「この手で必ず」
 こういう活劇もの大好きなんで、ページオーバーしてしまい削るのが大変でした。(笑)弾がどんどん減っていって追いつめられていく感じが出したかったのですが、ちょっと難しかったですかねぇ。
 「闇に降る雨」は、本当に好きな曲の一つです。
 
「シーソーゲーム」
 とことんバカップルを書こうと必死でした。(笑)本当は、放課後の図書館で教科書に隠れてキス、にしたかったのですが、書架に隠れてになってしまいました。それでも萌えなんですが。
弓道部なのは、特に理由はありません。あと、学生リザはショートカットがデフォだと信じています。
 
「あたりまえのように そばにいて」
 歌って、思い出と直接リンクしている事が多いと思うのです。あの時、ドライブ中に流れていた曲、流行った曲、そんな風に一緒にいれば、また思い出の曲も重なっていくのではないかなと思います。
 でも、同じ曲に同じ思いばかりが重なるわけではなく、そんな歴史の厚みが2人の間にあればいいなと。
 ロイの軍服にギャルソンエプロンって、私的にエラいこと萌えなんですが、賛同して下さる方いらっしゃいません?(笑)
 
「煙が目にしみる」
 酔って可愛くなってしまう中尉や、素直になる中尉はよく見かけますので、この際とことんスゴい酒豪になっていただこうと決意しました。そして、とことんロイには悲惨な目に遭ってもらおうと、あのオチを最初に決めていました、ひどい。(笑)
 修道院で作るジン、フランス辺りのクスリ臭いのが意外に美味です。
 
「愛で死ぬなら キスで殺して」
 一番苦労した作品です。基本的に、うちのリザさんは無条件にロイの事を信じて愛していますので。
 散々悩んで、「花一輪」の6と7の間に入るストーリーになってしまいました。どうしても、これだけの背景がないと、この話は書けなかったものですから、ちょっとズルですね。すみません。
 後半のロイの怒濤の歯の浮く様な科白、勢いで書いてる間は良かったのですが、後で読み返して身悶えしたのはここだけの話。(笑)
 
「何と言う」
 後半が、ものすごく色々な方向に分岐出来るお話だったので、プロトタイプが何本かあります。完成したものは、そのうち載せようかと思っています。
 ファーストネームを初めて呼ばれる時って、何か一線を越える瞬間みたいな緊張感があるように思います。書きながら、ツンデレって良いなぁとしみじみ思いました。(笑)
 
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 あとちょっと、このサイトの傾向について。
 
 当サイトのロイアイは、基本的に原作ベース。上司部下以上恋人未満な感じが好きです。『集中豪雨』や『足枷』、『無能』みたいなのが、一番自分の好きなロイアイでしょうか。でも、ラブいのもエロいのも好きなので、フラフラしてます。(笑)
 逆に、絶対に書けないものは死にネタ。既に作中で亡くなっているヒューズさんは別として、二次創作でキャラクターを殺す事は原作に申し訳ない想いがするものですから。
 あと、パラレルもどちらかと言えば苦手ですか、今回書いてみてパラレル=別人物と割り切れば楽しいかもしれないと思ったり。(笑)
 
 こんな感じで、今後ともゆるゆる書いていきたいと思っております。どうぞ、今後ともお付き合い下さいましたら、ありがたく思います。