2010-07-04から1日間の記事一覧

Twitterノベル01

001.いつもの習慣で彼のカップに珈琲を注いだ所で、私は気付く。そうだ、彼は出張で中央司令部に行ったのだった。用意したものが勿体無いから。そう自分に言い訳した私は、躊躇いながら彼のカップに唇を付けた。白いカップに残った自分の紅の色が淫らに見え…